古い給湯器が点火しなくなったので自力で修理した話

蛇口をひねってもお湯が出なくなった。
昨日雨が降ってたから、その影響かな?と思った。
というのも、10年前ほどにも同じようなことがあり、2日ほど置いたら雨で給湯器の中がしけってたのが乾いたのか、すっかり治ったことがあったから。
なので今回もしばらくお湯を使うのをガマンして日を置いてから再度試したが、何回か試みると数回に1回は点火するが、点火しないことのほうが多い。
給湯器が設置してある近くの窓をあけてにおいを嗅ぐと、ガス臭くてキケンな感じがしたので修理を検討することにした。

 下調べ

10年前も調べたのでだいたい検討はついていたが、「給湯器の補修部品がメーカー保管されているのはだいたい10年くらいなので、それ以上古いものは買い替えを検討したほうがいい。おすすめ機種のリンクはこちら・・・」というアフィリエイト広告のオンパレード。
給湯器の設計寿命はだいたい15年程度、という話も10年前に見たのと同じ。
ウチの給湯器は30年近く前のものなので、アフィ業者いわく骨董品レベルの修理不可品。

いっぽう、10年前に調べたときにはなかった潮流として、給湯器の点火不良を自分で治したというユーチューバーのDIYの動画がいくつか出てきた。
youtube検索上位の動画を3つほど見たが、それらユーチューブ動画には特徴的な共通点が見られた。
 ①修理対象の給湯器がノーリツ製、もしくはそのOEM品
 ②修理内容は交換部品のイグナイター、点火プラグをネットで購入して取り替え
 ③イグナイターの型番がEMUJ004、点火プラグがSBP7540

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=F-zv6NWdeyk
https://www.youtube.com/watch?v=9O8OpKzkqAw&t
https://www.youtube.com/watch?v=L4ooKX7Yyjw

 給湯器のご開帳

うちの給湯器はガス会社の名前が入ったどこかのOEM品で、型番をネットで検索しても詳細が出てこないのだが、youtube動画に出てきた浴室リモコンのデザインがうちのと全く同じなのでノーリツOEM品と判明、同じ部品を交換すれば修理できる可能性が俄然高まった。
ただうちの給湯器は30年近く前の品物で中身が全く違う構造になっているかも知れないので、部品を取り寄せる前に中を確認した。

外観

イグナイター周辺

見た感じイグナイターの形状もその取り付け位置もyoutube動画に出てくるものとほぼ同一、動画ではイグナイターと点火プラグをセットで交換しているが、点火プラグだけでも2千円以上するし壊れるとしてもイグナイターのほうだろうと目処をつけ、イグナイターのみをAmazonで購入することとした。

イグナイター EMUJ004

 修理作業

作業自体は至って簡単。
給湯器のコンセントを外して、ドライバでネジを外してフタを開け、部品を交換してから元通りフタをネジ止めするだけ。

イグナイターの外し方は
①下部に刺さっている電気のコネクタを引き抜く
②イグナイター本体を右方向に引っ張って給湯器本体から引き抜く
あとは古いイグナイターが付いていたのと同じ場所に新品のイグナイターを取り付ける

実際の作業で古いイグナイターを外すときに、周辺に黒い糊状のものが付着していてなんだろうこれはとよく見たら、おそらく水分がイグナイター内部に入ってショートしていたらしく、熱で外側のプラスティック部分が溶けて流れ出していた。

部品を取り外さなければわからないままだったが、結構キケンな状態で使ってた・・・
すごいガス臭かったし・・・

 結果

蛇口をひねるとお湯が一発で出るというあたりまえに感動。
給湯器がごく普通に使えるようになり、とりあえず20万前後の出費を逃れることができた。

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